【結論】GalaxyS23 Ultraは完成度が完璧に近いスマホ
Galaxy S23 Ultraは、圧倒的なバッテリーもちや普段遣い、十分なゲーム性能やカメラ性能、防水防塵などプレミアムながらオールラウンダーなスマホだと感じました。
ということで今回は私がしばらく使ってみた感想とともに、バッテリーもちやGOS、ゲーム性能などの定量的なデータを用いたレビューをしていきたいと思います。
YouTubeでもレビューしているので、そちらもご覧ください。
GalaxyS23 Ultraの特徴
今回は世界シェアトップのサムスンの最新フラッグシップスマホGalaxy S23 Ultra香港版を徹底レビューしていきます。
Galaxy S23 Ultraの特徴は何と言っても全部入りスペックでなおかつSペン内蔵というロマンでしょう。
GalaxyS23 Ultraの価格紹介
お値段を先に紹介しておくと、今回はまめこモバイルさんのLite店で購入させていただきました。
12GBメモリ256GBストレージで17.7万円ほどでした。
さすがに価格もUltra級ですね。
購入リンクは概要欄に記載しておきます。
GalaxyS23 Ultraのデザイン面
デザインの感想としては、やはりかっこいいの一言です。
さすが世界シェア1位のサムスンのフラッグシップという感じで、素晴らしいデザインです。
佇むような高級感を放っていて素晴らしいです。
今回はラベンダーを購入したのですが、紫というよりはピンク色だなと感じました。
質感は心地よいサラサラ感で、すりガラスになっています。
側面はiPhoneのProと同じくテカテカですね。
所有感がとにかく満たされますね。
GalaxyS23 Ultraの本体サイズと重量とサイズ感
Galaxy S23 Ultraは横幅78.1mmと圧倒的なサイズとなっており、手で握りきれないほどです。こりゃ片手操作するようなもんじゃないね。
重量は234gととち狂った重さになっています。
まさにUltraと呼ぶに相応しいサイズですね。
もはやスマートなフォンと呼べるのか怪しいラインです。
ちなみにカメラユニットは1円玉1枚分と最近のハイエンドでは控えめかと思います。
GalaxyS23 Ultraの端子類
Galaxy S23の端子類としては、
下側面にはSIMスロット、タイプC端子、端子の左右にマイクがあり、左側にスピーカー、Sペンがあります。
simスロットの穴とマイクが隣り合わせなので、間違えてマイクにぶっ刺してしまいそうですね。
主要端子が左寄りになっててけっこう癖の強い配置ですね。
上部にはマイクのみです。
右側面には電源ボタンと音量ボタンがあり、左側面にはなにもありません。
GalaxyS23 UltraのSIMスロット
SIMスロットは香港版のため、デュアル物理SIMに対応しています。国内盤はおそらくシングルSIMかもしれないですが、国内キャリア版Galaxy Z Fold 4が物理とeSIMでデュアル運用できていたため、S23シリーズもそうなるかもしれません。
GalaxyS23 Ultraの防水性能
防水防塵はIP68の最上級のものを搭載していますので、浸水しても行けるような性能です。まあ沈めないに越したことはないですが
GalaxyS23 Ultraのスペック紹介
Galaxy S23 Ultraの主なスペックを紹介します。
Socにスナドラ8gen2 for Galaxyを搭載しています。
通常の8Gen2よりも高性能になっているそうですが実態はいかに?
ディスプレイは6.8インチの1~120Hz可変式で、1750nitの Dynamic AMOLED 2Xを搭載しています。
5000mahバッテリーで充電速度は45Wに対応、ワイヤレス充電と逆ワイヤレス充電もあります。
IP68防水防塵も搭載しています。
そしてSpen内蔵ということですね。
GalaxyS23 Ultraのソフトウェア、Sペン使用感
まずはSペンについて触れていきます。
Galaxy S23 UltraにはSペンが内蔵されております。
まあぶっちゃけそんな使う機会無いんですが、一応紹介します。
Galaxy S23 UltraのSペン遅延
まずSペンの遅延については、もう遅延なしです。
ホントの意味で画面がペンに吸い付いてきます。
これはもう紙と遜色ないクオリティだと思いました。
次にペンの書き心地ですが、フィルム無しで書いていたときはスラスラ滑るように書ける感覚でしたね。
フィルムを貼ってるときも書き心地は良く、滑らかに書けていました。
ただ、そこはフィルムの質によるのでなんとも言えないです。
まあそこは展示機があると思うので、それで試してみてください。
リモートシャッター機能
そしてGalaxy S23 UltraのSペンにはリモートシャッター機能がありまして、カメラを開いてるときにペンのボタンを押せばシャッターが切れる機能ですね。
これは集合写真撮るときに便利ですね。
まあ私は集合写真なんか撮る機会ありませんけどね。
パワポのリモコンとしても使える
さらにパワポのリモコンとして S ペンを使うこともできます。
なのでパワポをよく使うビジネスマンの方などは有効活用できるのではないでしょうか。
ただしパワポ以外のGoogleスライドなどには対応していない感じです。
ここはね結構惜しいですね。
Android13ベースのOneUI 5.1を搭載
OSはAndroid13ベースのOneUI5を搭載しています。
大きな変化点として、アニメーションがなめらかになりました。
今までのOneUIはアニメーションがあんま良くなかったんですが、これは気持ちいいですね。
直接給電機能も搭載
そしてなんとバッテリーではなく直接本体に給電する機能がありました。
これにより、バッテリー劣化を気にすることなくゲームなどが出来ます。地味に嬉しい機能ですね。
ですがこの機能、PPS対応の45W以上の充電器が必要だそうです。
私の持っている充電器では、Ankerの65W充電器ならこの機能が使えました。
YouTubeの概要欄にもアフィリエイトリンク貼っておきます。
リンクだけ踏んであとから自分で検索して買っていただいても構いません。
GalaxyS23 Ultraの便利機能
個人的にすごいなと思ったのが、すべてのアプリをフローティングで表示できるところです。
これの何がすごいかというと、例えばカメラアプリは基本的に他のメーカーのだとフローティング出来ないんですが、Galaxyならできてしまうんです。
他にも二本指でスワイプして画面分割したり、
斜めからスワイプしてフローティングウインドウにしたりする機能も便利だと思います。
あとは電源ボタン二回押しで好きな動作を割り当てるやつですね。
私はライトをオンオフに割り当てて使っています。
GalaxyS23 Ultraのディスプレイ
Galaxy S23は非常に美しいサムスンDynamic AMOLED 2Xを採用しており、非常に美しいです。また、強化ガラスはゴリラガラス Victus 2を採用しており、傷にも強くなっています。
画面サイズは6.8インチと最近の大画面化しているスマホの中でもひときわ大きなディスプレイです。
圧倒的な横幅も相まって、動画への没入感は他のスマホと比べても体感でも感じられます。
120Hzのリフレッシュレートは非常になめらかです。これを味わうともう60Hzには戻れません。
また、1~120Hzの可変リフレッシュレートとなっておりますので、電力効率も良くなっております。
画面輝度は1750nitとGalaxy S22 Ultraと同じで、屋外の直射日光でもくっきり見えます。さすがですね。
もちろんデジタル著作権のWidevineは最高ランクのL1対応で、Netflixやプライムビデオが高画質で楽しめます。
また、NetflixではHDR10に対応しています。
ディスプレイの色味
ディスプレイの色は鮮やかやナチュラル、そしてカスタムが可能です。
ただRGBで調整するのは直感的ではなく、私は使いにくいと思いました。
ディスプレイの視野角
ディスプレイ視野角に関しても良好ですね。
ディスプレイに関してはさすがディスプレイのサムスンといったところですね。非の打ち所がありません。
GalaxyS23 Ultraのバッテリー
バッテリー使用感
バッテリーの体感の持ちは、マジでやばいです。
だいぶ使ったって日でも40%くらい残ってて、重たいゲームを長時間やるとかじゃないとヘビーに一日使っても電池切れになることはないと思えるくらいのバッテリー持ちです。
YouTubeたれ流し検証
YouTube を7時間垂れ流してみた結果は、34%減とまあなかなか優秀な成績を叩き出しています。
これだけあれば長時間の動画再生もできてしまうでしょう。
総合バッテリーテスト結果
総合バッテリーテストに関しては、8.4時間と
他の8Gen2スマホを圧倒するバッテリー持ちを見せ付けています。
さすが海外のバッテリーテストでiPhone 14 Pro Maxに匹敵する能力のあるスマホです
バッテリー総評
バッテリー持ちがとても素晴らしいものになっています。
充電速度も十分な速度になってますし、バッテリーでエントリーやミドルレンジを選ぶ時代は終わったような気がします。
GalaxyS23 Ultraの普段使いの動作
GalaxyS23 Ultraのantutuスコア
Galaxy S23 Ultraのantutuベンチマークスコアを測定したところ、120万点ほどと大台に乗ってきました。
ここまで出たらあらゆる動作に不満のない性能ですね。
2D普段使い性能に関しては、14000点ほどと他のすべてのスマホを大きく引き離しています。
もしかしたら、高クロック版8Gen2の真価はここで発揮されているのではないかと思います。
GalaxyS23 Ultraの動作感
普段使いの動作感については、さすが最新のハイエンドなだけあり、非常にさくさくでストレスフリーでしたね。S22 UltraではTwitterがカクつくというバグがあったらしいですが、S23では感じられませんでした。
重たいウェブサイトの5ちゃんねるもしっかり動作してくれました。
GalaxyS23 Ultraの生体認証
XiaomiのコスパハイエンドであるRedmi K60より遅いです。
GalaxyS23 Ultraのゲーム性能・GOS問題
続いて、ゲーム性能やGOS問題について見ていきます。
まずGOSに関しては、S23シリーズでも健在となっており、デフォルトでオンになっています。
オフにするにはGame kauncherから、Game Boosterを開いて、ラボのとこにあるやつをオンにすると、GOSを切ることができるらしいです。
ちょいややこしい
原神プレイ
それでは超重量級のスマホゲーム原信をプレイしてみた結果、しっかり快適に動作してますよ。
Galaxy S22シリーズはゲーム性能が散々な結果だったそうですが、GalaxyS23 Ultraに関してはストレス無くしっかりとできるレベルに仕上がっています。
ゲームする人でも問題の無い性能でしょう。
原神平均FPS結果
原神をプレイして測定したデータを見てみると、平均50.5 FPSとまあなかなか悪くない数字になりました。
前半は8Gen2らしくサクサクプレイができたものの、後半になるとスロットリングの影響なのかパフォーマンスの低下がけっこう体感でも感じられるようになりました。
他社に劣るのは否めませんが、普通に快適にプレイすることはできる性能なのでゲームガチ勢とかじゃなければ十分なゲーム性能です。
消費電力と電力効率
消費電力は全体的に見ても多めな感じになっていますね。
そのため重たいゲームをするとすぐ電池が減っていく感じになっています。
電力効率についてはワースト3なのでかなり低めです。
まあ、ゲームが快適に動くなら電池の消費多くてもいいって方は気にする必要はありません。
マイクラベンチマークFPS結果
マイクラベンチマークを測定してみた結果、45.2FPSという結果になりました。
こちらも他の8Gen2機と比べると大きく劣る結果になりましたが、全体でみれば十分優秀な性能になっています、
また、後半に行くにつれてグラフが少しずつ緩やかに右肩下がりになっているのが分かりますね。
スロットリングの影響でしょうか。
まあとにかく原神以外のゲーム性能も良きな感じですね。
スロットリング特性
3D負荷を連続でかけるベンチマーク、3DMark Wildlife Stress testにてスロットリング特性をチェックしてみました。
特性としては右肩下がりでパフォーマンスが下がっていく感じですね。
前半は激しくかかってますが、後半あたりからはスロットリングが緩やかになっていますね。
ある程度のラインまで行くと動作はほぼ一定って感じですかね。
GalaxyS23 Ultraのカメラ
カメラを見ていきます。
メインはf1.7の2億画素のHP2を搭載しており、センサーサイズは1/1.3インチです。通常撮影時は12MPで出力されます。
超広角はマクロ対応の1200万画素を搭載、3倍の中間望遠レンズと10倍ペリスコープ望遠レンズを搭載しております。最近の機種で10倍望遠は珍しいです。
GalaxyS23 Ultraのメインカメラ解像度評価
解像度チャートでメインカメラの解像度測定してみました。
結果としてはS23に少し毛が生えた程度となっておりまして、ハイエンドの中では解像度が低い方ですね。
もしかしたらGalaxyの処理の問題で解像度が低くなりがちなのかもしれませんね。
まあこんな細かい解像度なんて、私のようなキモオタ以外はあんまり気にしないでしょう。
作例
まずは1倍から見ていきます。
普通にキレイに撮れていますね。
色味もいい感じですね。
超広角に関してもいい感じに取れていると思います。
3倍望遠レンズはこんな感じです。
普通にこれもいい感じに撮れていると思います。
10倍望遠はこんな感じです。
こちらも使えるって性能ですが、これ以上ズームするかというと
なかなかすることはないと思います。
まあロマンですね。
30倍ズームはこんな感じで、まだ使えるって感じです。
やはりGalaxyはズーム強いですね。
60倍ズームはこんな感じです。
文字を読めるくらいに保てるのはすごいですね。
100倍ズームはこんな感じです。
100倍でも読めちゃうのやばくないですか?
文字として体を成していないですよね。
高倍率での処理はGalaxyのが得意な感じですね。
また、動画に関してはかなり完成度が高いです。
4K60fpsではあのiPhone 14 Proを凌駕してしまっています。
特にHDR性能がかなり強くて、iPhoneは自販機や空が白飛びしていますが、Galaxyはしっかり写っています。
まさか動画性能までもUltraになるとは思いませんでした。
GalaxyS23 Ultraのオーディオ
スピーカー
スピーカーは底面と受話口から音が出るステレオスピーカーとなっております。
感想としては、解像感も迫力も素晴らしいと感じました。
つまりスピーカー音質は良いと思います。
スピーカー周波数特性
スピーカー周波数特性はAndroid最強です。
iPhone 14 Proと比較してもかなりいい勝負してます。
低音域はiPhoneのが強いですが、超高音域では勝っています。
GalaxyS23 Ultraのメリット
- 4世代の長期OSアップデート
- 優秀な手ぶれ補正
- 圧倒的なバッテリー持ち
- Sペン内蔵
- キレイで没入感のあるディスプレイ
- 普通にきれいなカメラ
- 普通に楽しめるゲーム性能
- とても優秀なスピーカー
- IP68防水防塵
GalaxyS23 Ultraのデメリット
- デカい
- 重い
- 他社に劣るゲーム性能
- 拡大するとわかる低い解像度
- 価格がUltra
総評
全体的な完成度が高いスマホだと思いました。
これはまじで買った方が良いと思いましたね。OSのチューニングもほぼ完璧で、さらにサムスンは長期にわたる4世代のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートを行うと言っておりましたので、これさえあれば今後数年は余裕で戦えると強く思いました。かなり高額ではありますが、最新のハイエンドに価値を見出していない方でも買う価値は十分にあるんではないかと思います。
値下がりしてから買うってのでも全然ありです。
Galaxy S23のレビューもしています。よければどうぞ
GalaxyS23 Ultraレビュー動画
YouTubeでもレビュー動画を上げておりますので、そちらもご覧ください
画像クリックで動画が見られます。