今回は、日本発売が期待されているXiaomiの最新ミドルレンジスマホ Redmi Note 12 Proをレビューしていきます。
動画版レビューもございます。ぜひご覧下さい
https://youtu.be/g0ndHSmt1hU
まず、このスマホの主な特徴は以下のとおりになっています。
このスマホをひと言で表すとするなら、
バランス型のミドルレンジスマホです。
SoCはミドルレンジ上位のDimensity1080
カメラはSonyのIMX766にOIS搭載。
5000mah大容量バッテリーに67W急速充電
比較的軽量ボディにステレオスピーカー対応と、全方位でバランスが取れているミドルレンジスマホだと思います。
日本発売を期待したいところですが、前作のRedmi Note 11 Pro 5Gのように、スペックダウンしたものが出てくるのか不安なところです。
あと注意点として、こちらは中国版なので日本語には非対応です。
グローバル版や日本版が出ると思いますので、それを待つのも良いかもしれません。
そして技適にも非対応なので、その方面に抵抗のある方はご注意を
一応例のテンプレート載せときます↓
このスマホは技適がないので、技適未取得機器を用いた実験等の特例制度の届け出が必要です
付属品
それでは付属品をさらっと紹介していまきす。
付属品はいつものXiaomiで
ケース
タイプCケーブル、67Wの急速充電器。
保護フィルムは最初から貼ってます。
相変わらず充実の付属品ですね。
デザイン
それでは、デザイン、ボディを見ていきましょう。
まずはデザイン周りのスペックはこちら
普通に大型サイズのスマホです。
カラーは紫をチョイス。ポップで可愛らしい感じのデザインです。どちらかというとピンク寄りの色です。
上に行くに連れて粒が小さくなっていくグラデーションのような仕様です。
かなり独特なデザインですね。
厚みも薄いです。
下側面にはスピーカー、タイプc,マイク、simスロット
上側面にはスピーカー、イヤホンジャック、IRブラスター
右側面に音量ボタンと電源ボタン兼指紋センサー
カメラの出っ張りは、まあまああります。
横幅がでかくて背面も角ばっているので、取り回しは良くないですね。片手操作は厳しい感じ。
デザイン、持ちやすさの評価は3点。
simスロットと通信周り
それでは、simスロットと通信周りのスペックを確認していきましょう。
通信周りの点数は3点。
普通に使えるんですが、主要プラチナバンドに対応していないので3です。
Redmi Note 12 Proのバッテリーまわり
最近のXiaomiのミドルレンジでは67Wは当たり前になっていますが、未だにミドルレンジスマホではトップクラスの充電速度で、大容量バッテリーも高速で充電完了です。
バッテリーもち
カミングスーン
昼休み以外でもけっこう使い込んだ日でもこのバッテリー持ちです。
バッテリー持ちは素晴らしいと言えるでしょう。ライトユーザーなら2日は持つと思います。
バッテリー周りは5段階評価で5ですね。
省電力チップに大容量バッテリーで電池長持ちな上に、67Wの急速充電が出来ます。
バッテリー周りでは不満は無いですね。
ディスプレイ
ですが、画面輝度は900nitと、前作より低めです。
また、無印を除くRedmi Note 12シリーズでは天馬やTCLなどの中国メーカーの有機ELを使用しているので、品質面が不安ではあります。
見た感じの感想
見た感じ画面は普通にきれいで、黒の部分がおかしいなんてこともありませんでした。視野角も良好です。
ベゼルもミドルレンジにしてはめちゃんこ薄いです。下ベゼルもいい意味で価格不相応です。
リフレッシュレートの動作
リフレッシュレートの動作は良好です。しっかり滑らかに動作してくれます。幽かにハイエンドとの差を感じたりしますが、普通に滑らかなので問題ないでしょう。
5段階評価でいうと4点です
屋外での視認性
屋外での視認性は5点です。
画面輝度的に不安だったのですが、真っ昼間の直射日光の下でもクッキリ見えました。
Pixel 7 Proと同レベルです。
というかXiaomi 11T Proよりも見やすかったですね。
指の追従性
指の追従性は普通に良いですね!5段階評価で4点くらいですね。ハイエンドほどではないけどしっかり吸い付いてきます。
普通に使ってて不満はまず出ないでしょう。
ストリーミング
アマゾンプライムとNetflixのHD再生は可能です。
NetflixではHDR10コンテンツの再生にも対応しています。
ステレオスピーカーもあり素晴らしい動画視聴体験ができるでしょう。
ディスプレイの評価は4ですね。
品質が不安ではありましたが、最近の中国有機ELは十分高品質です。
リフレッシュレートは物足りない印象でしたが、それ以外は良好です。
ミドルレンジクラスということを考えれば最強クラスだと思います。
生体認証
指紋認証は側面です。
十分なスピードで認証されます。
顔認証は2D顔認証に対応しています。こちらも十分速いです。
生体認証の評価は4ですね
十分ではあるけど、わずかにハイエンドモデルとの差を感じます。
普段使いでは全く困らないでしょう
Redmi Note 12探索版の動作をチェック!
それでは、動作スペックを確認していきましょう。
SoCはDimensity1080というミドルレンジ上位の性能なので、普段動作は快適に出来ると思われます。重いゲームもある程度なら普通に出来るかもです。
ちなみに、Dimensity1080はスナドラで言うと778Gより少し下くらいなので、最近流行りの695より良さげな印象です。
ただし、スナドラと比べて最適化が上手く行ってるかが心配です。
なお、今回は仮想メモリ5GBの状態で検証します。
マップの動作
ルート検索は遅すぎず早すぎずといった感じです。少し待たされますが急ぎじゃなければストレスには感じないレベルです。
スポット検索はすぐになされますのでストレスは無い。
マップの動作も良好です。
ニュースの動作
ニュースの動作は5です
スクロールや読み込みなど、快適に動作してくれています。
Twitterの動作
めっちゃ快適ですね。最適化が進む前は快適とは言えませんでしたが、最適化されてからめっちゃ快適です。
評定は5ですね。
ツムツムの動作
問題なく快適です。そもそもツムツムとmediatekのsoc搭載のXiaomiスマホは相性が良いのか、どれも快適です
評価は5です
原神の動作 パフォーマンスモード
ボス戦は普通にプレイできましたが、稲妻などの重たいステージだと動作はかなり落ちます。もっさりする。
評価は3ですね。
普段遣いしたときの体感
最適化前は快適とは言えないものでしたが、しばらく使ってみるとかなり快適に動作するようになりました。
動作の点数は4ですね。
ライトな使い方ならば快適に動作してくれる感じになっていると思います。ただし、重たいゲームを快適にやるのは厳しいでしょう。
カメラ
カメラズーム
カメラアプリのシャッタースピード
作例
超広角
ノイズやディテールの欠如が見られます。まあミドルレンジですからしょうがない
1倍
普通にきれいです
2倍デジタルズーム
画質の劣化を感じることなく普通にきれいです
10倍デジタルズーム
割りとディテールを保っている印象ですね
マクロはうんこ
フィルムカメラ風
夜景広角
光源の白飛び結構多めです。黒つぶれもありますね
超広角夜景
コメントするまでもありません。うんちです
夜景モード
全体的に黄色みがかっていますね。光源の色に引っ張られているんでしょうか。
白飛びや黒つぶれはだいぶ収まりました。ノイズもありません
実撮影作例
夜景モード超広角で撮るとこんな感じ。まあ白飛びが抑えられてるだけで、他はめちゃめちゃ
メシウマ写真は、うーん…といった感じです。
なんか黄色みが強くて気色悪いですね
カメラは3といったところでしょうか
若干怪しいところもありましたが、3万円台のミドルレンジでここまで撮れるなら十分すぎるのではないでしょうか。
スペックで期待したほどではありませんが、ミドルレンジでこのカメラ性能は最強クラスだと思いますので、今後のアップデート次第では化けそうなので、Xiaomiさん、頑張ってください。
オーディオ
スピーカー
若干音の立体感に欠ますが、3万円台のミドルレンジということを考えれば十分だと思います。
マイク
その他
いいところ
快適な基本動作 大容量バッテリーと67W急速充電 - 高品質な有機ELディスプレイ
- ステレオスピーカー対応
- イヤホンジャック対応
- 十分高速な生体認証
- 低発熱、良好なバッテリーもち
弱点
Redmi Note 12 Proの弱点としては、
- B18、n79に非対応
- 防水防塵が弱い
- 技適非対応
- おサイフケータイ非対応
- 中国版で日本語非対応
- 取り回しが良くない
- MicroSD非対応
がありました。
まとめ
かなり優秀な感じです。普段使いの動作は快適ですので、問題はない。カメラはIMX766 OISにしては物足りない印象です。DimensityのISPが足を引っ張ってるのではないかと思います。ですが、3万円台のミドルレンジなら許容範囲です。
さらに高品質な有機EL、低発熱で良好なバッテリーもち、67W急速充電、十分なステレオスピーカーやイヤホンジャック搭載など、3万円台のミドルレンジとは思えない充実ぶりです。
日本語、一部主要バンドの欠如など日本で使うには不安になる要素もあり、安定した運用をしたいなら日本版かグローバル版の登場を待ったほうがいいかもしれません。
総合スコアは5段階評価で4点です。
また、これは余談ですがグローバル版ではRedmi Note 11 Proのように性能がダウンして価格アップなんてことにならないことを期待します。